ロゴ(青) 変更内容(Ver2.50→2.60) ロゴ(緑)

※ [Ver2.60]において不具合がありました。[Ver2.61]にて修正しました(「4.バグフィックス」参照)
      [Ver2.60 → 2.61]での変更点は、この不具合修正のみです。

1.メニュー機能の追加/変更

(1) バージョン
    [ktSound]により『非同期連続演奏(チャイム機能)』させたWave再生を停止させる
    ボタンを追加。これは、「停止処理の組み込み忘れ」や「停止前に何らかの原因で
    エクセルがダウン」等により、鳴り続けているWave音を停止させる為のものです。

(2) 休日マップ作成
    「休日マップ出力/条件読み込み」時のセル指定で、『A1形式』アドレス文字のみ
    としていましたが、『R1C1形式』環境の場合は【行/列番号】入力とします。

(3) 暦シートの作成
    「休日マップ条件/出力位置」時のセル指定で、『A1形式』アドレス文字のみ
    としていましたが、『R1C1形式』環境の場合は【行/列番号】入力とします。

(4) 祝日一覧表の表示
    一覧表の出力先セル指定で、『A1形式』アドレス文字のみとしていましたが、
    『R1C1形式』環境の場合は【行/列番号】入力とします。
    複数年指定を可となり、一回で必要とする期間の一覧表を作成出来るようになります。
    年末年始休暇(1/2〜3,12/29〜31)日付の挿入をオプションで指定出来るように
    なります。

(5) 休日Map情報
    表示用に使っていたMsgBox関数をktMsgBox関数に変え、背景を薄紫(違いを強調する為)
    にしました。


2.既存[関数/サブルーチン]の変更

(1) kt六曜検索 関数
    対象とする「六曜」を複数指定できるようにします。
    これにより、例えば「大安と友引」のみの日付一覧といったものが簡単に作れます。

(大安と友引の日付一覧の作成)
      A        B
  1  2002      7
  2  7月 2日 友引    [A2] =kt六曜検索(DATE($A$1,$B$1,1)
  3  7月 5日 大安                      ,"",(ROW()-1),TRUE)
  4  7月 8日 友引    [B2] =kt旧暦(A2,"r")
  5  7月12日 友引    を記述したらフィルドラッグすれば出来上がります。
  6  7月15日 大安

(2) 『ktWorkingTime』 および 『ktBoundaryTime』関数
    引数『Serial (既定値:True)』を追加しました。
    [Serial:=False]とすると、返却値をシリアル値(Date型)の代わりに【分(Long型)】で
    返します。得られた結果をシート上で更に集計などする場合、その部分で再び
    小数誤差が出て来るので、分(整数)で集計して【÷1440】とすれば、その危惧も
    なくなります。


3.新規[関数/サブルーチン]

(1) kt終端 関数
    1行 または 1列 のセル範囲から、最終データの行番号/列番号を求める関数
    です。VBAでの「 Range("A65536").End(xlUp).Row 」という処理をワークシート
    上で行なえるようになります。これを利用すれば、日々データ(行)が増えていく
    ようなシートで集計や検索といった式を組み立てる際に、対象セル範囲を簡単に
    取得する事が可能になります。
   例    C1:  =kt終端(Sheet2!A:A)
                  =SUMIF(INDIRECT("Sheet2!A1:A" & C1),
                        "りんご", INDIRECT("Sheet2!B1:B"& C1))
(2) kt反転 関数
    指定した文字列の並びを反転して返す関数です(ワークシート/VBA)。
    (注) Excel2000から、VBA上では「StrReverse 関数」が利用できます。
            但しワークシート上で使うには、ユーザー定義関数を作ってやる必要があります。

(3) ktSound サブルーチン
    ・MsgBox 表示の際の音「ピ〜ン」「ボン(vbCritical等を指定した場合の音)」と
      メール着信音(ピンポン)や、その他[wav]音源ファイルを再生します。
    ・再生方法には「非同期,非同期&連続,同期,停止([非同期&連続]と合わせて使用)」
      を用意しています。

    使用例:時間の掛かる処理が終了した時に[非同期&連続,メール着信音」でチャイムを
          ”ピンポン/ピンポン/ピンポン/‥‥”と鳴らし続け、ユーザーがコマンドボタン等
          で応答するまで鳴り続ける。

(4) ktMsgBox 関数
    MsgBox 関数に下記の機能を加えたものです(この関数の中でMsgBoxを使っている
    訳ではありません。全て処理は自作してます)。
      ・『表示位置指定』が出来るようになります。
      ・『メッセージの文字色指定』『フォームの背景色指定』が出来るようになります。
      ・ktSound による非同期/連続演奏チャイムで、長時間の処理が終わった時に
        オペレータに終了を知らせるという使い方が出来ます。
      ・アイコンに独自画像を指定出来ます。
      ・その他の、ボタンの指定方法などは、MsgBox関数と全く同じです。

(5) ktColumnChar 関数
    「列番号」と「列アドレス文字」間の相互変換を行ないます(256→"IV" , "IV"→256)。
    「番号→アドレス文字」の場合は、列番号を2つ指定して列範囲とする事もできます
    ( 3, 5 → "C:E" )。Columns プロパティ等の指定に利用して下さい。


4.バグフィックス

今回の[Ver2.60]において
    エクセル終了時に[kt関数Addin.xla]の保存確認ウィンドウが表示される
という不具合がありましたので、Ver2.61にて修正しました
【kt関数アドイン】カテゴリ増設の為に『マクロシートでの名前定義』を行なって
います。元々、処理後に[Saved=True]にて保存回避するよう処置してありまし
たが、動作環境によって再び[False]状態になっていたようです。アドインブック
が閉じられる前に再度[Saved=True]にて処置するようにしました。
この症状が出るケースの一例としては、エクセル起動中に
    『画面のプロパティ / デザイン』においてフォント等を変更
を行い、その後エクセルを終了させると「保存確認ウィンドウ」が出ます。

5.その他

(1) 関数カテゴリ
    関数貼付ダイアログを表示した時のカテゴリに『kt関数アドイン』を追加します。
    kt関数は全て『kt関数アドイン』カテゴリに収録されます。これにより、〔ユーザー定義〕
    カテゴリの中で他のユーザー関数と混ざる事が無くなり、選択し易くなります。
    尚、カテゴリ追加処理の為、アドイン読み込み時に一時的にタスクバー上に[kt関数Addin.xla]
    が表示されますが、何ら支障ありませんので気にしないで下さい。
 




(2) ヘルプ記述の訂正
    [ktCalDate]関数で、Ver2.50から追加された機能である、時刻入力フォーム連携機能用
    の引数名が、ヘルプ(AMPM)と実際(時刻)で名前が違っていました
    ヘルプの方を正しい名前(時刻)に修正しました。
 
 

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