【 kt固定休日EX 】

『固定休日コード』に『任意休日』『休日解除』一覧を付け加えて休日マップ
データを作成する関数です。「休日マップの作成」フォームで作成できる
休日マップを関数で定義できます。
『#VALUE!』

【 構 文 】

kt固定休日EX(

固定休日, 開始年, 年数, [任意休日], [休日解除] )

返却値	‥‥‥	Variant (String ) 型
固定休日	‥‥‥	String 型
開始年	‥‥‥	Integer 型
年数	‥‥‥	Integer 型
任意休日	‥‥‥	Variant (Range/Date配列/Array関数) 型    (省略可)
休日解除	‥‥‥	Variant (Range/Date配列/Array関数) 型    (省略可)

【 返 却 値 】

『固定休日コード』および『任意休日』『休日解除』の日付一覧で作成された
【休日マップ】データを返します。詳細はここをクリック。
パラメータ内容が不正な場合は[#VALUE!]が返ります。

【 パラメータ 内容 】

固定休日	‥‥‥	１２文字の固定休日コードを指定します。第１〜第５曜日の組み合わせ指定も定義できます（下記解説参照）。
開始年	‥‥‥	西暦(4桁)で指定します（１９０１〜）
年数	‥‥‥	２・４・６・８・１０・１２　の何れかを指定します。
任意休日	‥‥‥	固定休日コードで定義できない『休日の日付一覧』をシリアル値 または 日付文字列で指定します（省略可）。 ※ 新元号「令和」対応になっていない環境でも     「令和 日付文字列(元年 表記を含む)」を指定可能です。 セル範囲（VBAではRange ）またはDate型変数の配列/Array関数で指定します。 不正な値の日付は 無視します。
休日解除	‥‥‥	固定休日で一括定義した休日から除外して営業日に戻したい『日付の一覧』をシリアル値 または 日付文字列で指定します（省略可）。 ※ 新元号「令和」対応になっていない環境でも     「令和 日付文字列(元年 表記を含む)」を指定可能です。 セル範囲（VBAではRange ）またはDate型変数の配列/Array関数で指定します。 不正な値の日付は 無視します。

任意休日/休日解除の日付一覧をワークシート上に用意する場合は
      ・一覧は複数列になっても構いません。
      ・日付は昇順に並んでいる必要はありません。
      ・そのセル範囲に「日付以外のデータ（空セル含む）」や開始年・年数で定義される期間から
        外れる日付が含まれていても構いません（そのセル範囲内から有効な日付データのみを
        取り出すようにしています）。
また、任意休日/休日解除の両方に『同じ日付』を指定した場合は、休日解除が有効となり、
その日は営業日となります。

【 解 説 】

  固定休日コードによる休日指定は簡便に利用できますが、曜日/祝日に拠らない
任意の休日もある為に、実際の営業カレンダーに対応できない場合が有り得ます。
逆に任意の休日でもカバーできる『休日マップ』には、任意休日に追加/変更が有った
場合、再び【休日マップ作成】ツールで作り直さなければならないという若干不便な
部分があります。

  この関数は、ワークシート上に固定休日コードで指定できない任意休日の一覧表
（祝日は当然不要です）を用意し、その範囲と固定休日コードを引数として『休日マップ
データ』を作成します。

  任意休日の指定方法の特徴として、
        複数列が可，昇順の必要なし，範囲内に空セルが有っても良い
という、かなり柔軟な条件にしています。したがって、予め大きめな範囲を指定しておく
事も可能です。これにより、関数記述はそのままでも、任意休日一覧に追加/変更する
都度、即座に変更が反映されるという利便性があります。

  kt固定休日EXの結果をセルまたは変数(VBA処理の場合)に格納し、kt営業日算出
などの引数：休日マップに、その内容を指定して利用します。

  注：kt営業日算出などの引数に、直接[kt固定休日EX]を指定しないで
        ください。関数計算の都度、マップ生成が動いて、非常にレスポンス
        が悪くなります。あくまで、どこかのセルまたは変数に先ず格納して
        それから、その内容を利用するという運用を採ってください。

【 使 用 例 】

    Dim str休日Map As String
    str休日Map = kt固定休日EX(kt_土日祝, 2001, 4, Range("A5:D15"))
    If kt営業日判定(str休日Map, Date) Then
        MsgBox "今日は営業日です"
    Else
        MsgBox　"今日は休業日です"
    End If

※ [kt_土日祝]は「kt関数Addin.xla」内で定義されている定数名です。
	・休日なし	"00000000000@"	（kt_休日なし）
	・土日を休日	"10000010000@"	（kt_土日　　）
	・土日/祝日を休日	"10000011000@"	（kt_土日祝　）
	・日/祝日を休日	"10000001000@"	（kt_日祝　　）
	・銀行休日	"10000011101@"	（kt_銀行休日）
	・官庁（日祝）	"10000001111@"	（kt_官庁1 　）
	・官庁（土日祝）	"10000011111@"	（kt_官庁2 　）