ハッピーマンデー法案への対応です。施行は2003(平成15)年より。
海の日 7月20日 → 7月の第3月曜日
敬老の日 9月15日 → 9月の第3月曜日
および、「敬老の日」と「秋分の日」に挟まれて誕生する『国民の休日』
(各関数/サブルーチンのインターフェースに変更はありません)
※「土曜日を含めて3連休」が謳い文句のハッピーマンデー。でも【4連休】や【5連休】、
有給を2日足せば【9連休】という『秋のゴールデンウィーク』の誕生です!
詳細は「祝日について」を参照。
『Ver2.00』では1986年以降の「5月4日」を無条件で『国民の休日』という【祝日】として
扱っていましたが、法律では
---- 『国民の祝日に関する法律』 ----
第3条 「国民の祝日」は、休日とする。
2 「国民の祝日」が日曜日にあたるときは、その翌日を休日とする。
3 その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(日曜日にあたる日及び
前項に規定する休日にあたる日を除く。)は、休日とする。
となっており、5月4日が
【日曜日】の場合は『祝日でななく只の日曜日』
【月曜日】の場合は『国民の休日という祝日』ではなく
『憲法記念日(5月3日)の振替休日』
となるのが正しい扱いです。『Ver2.10』では、この点を修正します。
(1) 「日曜と祝日を共に休業日としている」場合には影響はありません。
(2) 「祝日を休業日にしていない」場合も影響ありません。
(3) したがって、VBA用に用意してある『固定休日』定数名
「kt_休日なし」「kt_土日」「kt_土日祝」「kt_日祝」
「kt_銀行休日」「kt_官庁1」「kt_官庁2」
を使っている場合には、影響ありません。
(4) 影響があるのは『月曜 & 祝日』など「日曜は休業日ではない & 祝日は休業日」
というパターンの場合です。
(5) 1973〜2100年で5月4日が日曜日になる年は下記の通りです。
1975 2003 2031 2059 2087
1980 2008 2036 2064 2092
1986 2014 2042 2070 2098
1997 2025 2053 2081
『月曜 & 祝日』などの休業日パターンでは、上記の年で5月4日(日曜)が
Ver2.00 ‥‥‥[休業日]
Ver2.10 ‥‥‥[営業日]
となります。
(1) メニュー『暦シートの作成』のBox型(大/小)では、縦1列で作成していましたが、これに【3×4】
【4×3】のレイアウトを選択できるようにします(”1年分”の場合に指定可)。
(2) メニュー『休日マップの作成』に既存マップデータの読み込み機能を追加します。
ただし、マップデータ自体を読み込むのではなく、「カレンダー出力」でシートに出力された
『休日条件』を読み込んでマップを展開します。読み込み後に『休日条件』を追加する事が
できます。
ハッピーマンデー法案改正による祝日の修正は、この機能で読み込んで『そのまま出力』
するだけでマップデータが変更されます(マップデータそのものではなく休日条件の方を
読み込む方式の為)。
(3) 期間計算関数『ktPeriodYMD 』で「日数部分を月単位に切り上げる」計算方法を追加します。
下記の計算方法では【Y年Mヶ月】という結果が返ります("d"での返却値[日数]はゼロです)。
"4" : Ver2.00でサポート済(1日でも在籍した[月]は1ヶ月と見故す)。
"4-1a" 〜 "4-3c"
:"1a" / "2a" などの各計算方法の結果から[日>0]ならば月に切り上げる(2b は対象外)。
(4) ktFolder選択/kt閉じるボタンで、Excel2002をサポート。
[Ver 2.10]インストール後には、kt営業日数/kt営業日算出などを使っているシートを再計算させてください。
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角田 桂一 Mail:addinbox@h4.dion.ne.jp CopyRight(C) 2001 Allrights Reserved. |